クレジットカードに何度、申込みをしても審査落ちします。理由がわかりません。

クレジットカードの審査に落ちる原因はいくつか考えられます。下記の項目に心当たりがないか確認してみましょう。

1.過去に遅延や滞納がある場合

まず一番多いのが過去に金融商品(クレジットカード・ローンなど)を遅延や滞納した場合です。

遅延や滞納の情報はその遅延や滞納を解消してから5年間は信用情報機関に残りますので、その間は審査が極めて通りにくくなります。また滞納を放置した場合はそれ以上の期間残ってしまいますので注意しましょう。

また、意外かもしれませんが一部スマホなどを分割払いしていて遅延や延滞をした場合も信用情報機関に残る場合があります(携帯会社との月賦契約ではなく、ローン会社との契約の場合など)。

どうしても審査落ちする場合はデポジット型のクレジットカードを利用すると良いでしょう。


2.一度に複数社の申込みをした場合

過去の信用情報や現在の収入に問題が無い場合、考えられるのが一度(一定期間)に複数社のクレジットカード会社へ申込みをした場合が考えられます。

これは多重申込みと呼ばれ、クレジットカード業界だけでなく金融関連では嫌われる行為であり、審査に通過できる可能性が低くなってしまいます。

理由としては多重申込みをしている=それほどお金に困っていると判断されたり、何か問題があるから他社の審査に通らないのでは?とカード会社に思われてしまうからです。

カードの申込み情報や支払履歴は㈱CIC、㈱日本信用情報機構(JICC)、全国銀行個人信用情報センターなどに蓄積され、各クレジットカード会社は審査の際に信用機関に問い合わせをして情報を得ますので、「どの会社に申込みをしているか?」「支払いの延滞・滞納があるか?」はすぐに分かってしまいます。

延滞・滞納の履歴は約5年間(延滞・滞納)、申込み情報は約6ヶ月間残る仕組みになっていて、一度審査に落ちた場合は期間を空けて申込みをする必要があります。

1~2社程度であれば問題ありませんが、3~4社以上を短期間で申込みした場合は多重申込みで審査落ちした可能性があげられます。

3.現金払いのみで過去に金融系サービスを利用した事の無い方

「過去にローン利用などなく30代で初めてクレジットカードに申込みをしたら審査落ちした」という例があります。

これは逆に信用情報が一切なく収入面と考慮した結果カード会社が不可と判断したものと思われます。

ローンや消費者金融はマイナス評価と思われている方もいますが、実は遅延なく支払いをすると「しっかり返済能力があり信頼できる人」と逆に評価ポイントとなっています。

クレジットカードなどもそれに含まれ、遅延なく利用すると優良顧客と判断されます。

この例で審査落ちした心当たりがある方はゴールドカードなど上位カードや、難易度の高い銀行系、AMEXやダイナースなど高ステータスカードへの申込みはせず、審査難易度が低めと言われているカード会社で一旦取得し、1年後などに高ステータスカードに申込みをしてみましょう。


4.収入がクレジットカード審査のラインに達していない場合

申込みをしたクレジットカードの種類によりますが、高難易度のクレジットカードに申込みをしている場合はそれ相応の安定収入が必要となってきます。

最初からゴールドカードやプラチナカードに申込みをするのではなく、難易度が低めのクレジットカードに申込みをしてみましょう。

安定収入であれば月々数万円の収入でも審査に通るクレジットカードは多々ありますし、収入のない専業主婦や大学生でも審査に通るクレジットカードもあります